
シータヒーリングと潜在意識
底流のお話第二話。私達は潜在意識の中にあるサバイバルの自己(危機回避の生存本能)、底流(遺伝や成功体験から導き出される問題解決アルゴリズム)、エゴの自己に突き動かされて、人生を自動操縦しています。だから、望まない現実が生じます。潜在意識が何をやっているか無関心なら、止める術がないので人生をコントロール出来ません。
シータヒーリングでは自動操縦を止め、魂の目的を知っているハイヤーセルフと共に意志を持って人生を「選択」すること、つまり手動操縦に切り替え人生の主導権を自分で握ることへシフトチェンジします。同時に潜在意識が何をやっているのかを知り、あまり好ましくない問題解決アルゴリズムがあればそれを手放し新しいアルゴリズムに変えて行きます。自分の人生で自分がハンドルを握るということです。とはいえ、自動操縦していた頃も潜在意識は自分を生かすために最高最善の解決をしてくれていました。例えそれが、望まない現実をもたらしたとしてもです。その時はそれしか解決アルゴリズムを持っていなかったわけで、何一つ間違いはない。
アルゴリズム
三角形の面積を計算する時、小学校の知識しかなければ解くのにその解き方(アルゴリズム)しか使えませんが、中学でやる三平方の定理を知っていれば解決パターンが増えます。整数の概念を知っていればヘロンの公式が使えます。サインコサインタンジェント、ベクトルを使う解決パターンもありますよね。「これしか知らない」という問題解決パターンが周り道や苦労を伴うものなら人生の現実は厄介になります。解決パターンを複数持っていても、それがポジティブな現実を創り出すパターンでなければ厄介になります。だから、新しい楽々簡単で軽々渡って行ける解決パターンを知り増やせるよう皆さんはビリーフワークをするわけです。
新しいやり方を得る時「くそー、こんな苦しいやり方最悪!」と吐き捨てるように苦々しく思うことは、自分を否定することです。潜在意識も遺伝子も、自分だからです。自分を生かしてくれる潜在意識を否定すると「自分の人生は間違いだ」となります。他に生き延びるやりかたも分からないのに否定し、捨てようとしたら、天井のない完璧主義になり余計に迷走します。だからまず、苦々しいものではなく、過去に潜在意識がやった解決、危機回避に感謝したら良いと思います。それは自分に感謝し、自分の人生を肯定することだから。それが出来た上で、やり方変えようと決意して新しい問題解決アルゴリズムを採用し、手動操縦に切り替えるのが素晴らしい人生への一歩かなと思います。
底流
私もサバイバルの自己、底流の自己がもたらしてくれた素晴らしいメリットに感謝して手放したものがあります。その一つが「空手道」です。3歳下の弟が小学生になった時、空手を習い始めました。元来戦いのビリーフ強めだった私は「こりゃあかん。力で負ける(サバイバル)私もやる(底流)」と決めました。始まりは弟に勝つことが目的でしたが、この空手が本当に自分に合っていました。沖縄空手(剛柔流)だったのですが、中国拳法の要素あり、ストリート喧嘩でも勝てる実践的な流派なので、スポーツ空手と異なり私の「弟に勝つ」を満たしたわけです。一応、ティーンエイジャーの頃に松濤館と和道流もかじっているので他派の「型」も知っていますが、剛柔流の「型」は単なる競技ではなくそのまま戦いに使える無駄のない方程式です。美しく魅せるために必要以上に脚を開いたりオーバアクションする動きもなく、キッチリ仕留めに行くための技しかない。ちなみに空手には「型」と「組手」がありますが、どちらかを専門にする選手が多いと思います。剛柔流は型が出来れば組手(戦闘)も出来ます。型を使って戦うための筋肉を鍛えたり、隙を無くして反射で連続技をかますことを覚えるからです。指で相手の襟を取る柔道のような動きもあるので、ストリートで使えるわけですし。何より美しい。段取した後は、試合中相手の動きが舞のように観えるほどで、ガンマ波ギラギラだからスローモーションに観えたりも何度かありました。やりながら、ここ中国拳法のあの技をコンビネーションで使ったら最高に気持ち良いよなー反則負けするから使えないけどさーなんて思いながら楽しめました。空手を通して礼儀作法や柔よく剛を制すの精神、日本文化や大陸武道なども学べたので、素晴らしいメリットだらけでした。結局弟が高校生になっても私の方が強いので、負けることはなく底流の狙い通りになりました。
けれど、この底流の解決パターンは「戦うことで危険を回避する」「戦うことで礼儀を学べる、自分の武器を増やし豊かな人間になる」です。時に必要かもしれませんが、持ち続けると武器を増やすために人生にいつも戦う相手が現れます。不徳のやり方なので、愛し尊重することで危険を回避する、学ぶ、豊かになる、に変えました。
皆さんも、潜在意識に感謝しつつ、軽やかにやり方をチェンジしてみてくださいね。この内容はリレーションシップ2「あなたと創造主」で学べます。