持っているものにフォーカスすることがポジティブに生きるコツ
人は、今自分が持っているものにフォーカスすることが苦手です。
例えば今当たり前に吸っている空気。公害大気汚染が激しい地域ではきれいな空気が吸えることは当たり前じゃない。綺麗な空気を保つ努力がそこにはあります。足元の大地も、たくさんの人が整備に携わっていて、下水道整備や公共マナーが遅れている国ではごみや糞尿がそこら中に巻き散らかされています。
自分自身の性格や環境、持ち物も同じです。
今これを読んでいる方は、PCやスマホを所有しています。それだけの豊かさは当たり前ではありません。文字を苦も無く読める目や、文字が分かる教育もそうです。
これら当たり前に持っているものにフォーカスすることがポジティブに生きるコツです。
当たり前に持っているものは誰かの努力がそこにあり、それに対して感謝のエネルギーを持つことで人生を前進させる力になります。
持っているものにフォーカスして育てる
私の子育てモデルは義母です。義母は主人を育てる時、主人の持っているもの、良いところにフォーカスして育てました。だから主人は根っこが強い人間です。
例えば主人は遊びに没頭すると夕飯を食べない子供でした。夜23時ごろにハッとおなかがすいていることに気づいても、義母はちゃんと夕飯を残してありました。
ここで、「夕飯は家族そろって食べなきゃダメ！今食べないともうないよ！」とルールで縛るのと、遊びの集中力や主人の楽しいという気持ちにフォーカスして見守るのでは、どちらがしなやかな大人になるでしょうか。
「自分の良いタイミングで食べなさい。寝るのが遅くなって学校で眠くて後悔しても、自分で決めたことだからね」と自己責任を教えつつも見守る姿勢は、親に尊重されている感も育ちます。
そして子供自身が「これはまずいぞ」と気づいて自分の意志で決定していくことの重要さや、その意思決定を尊重してもらえた愛情も覚えるでしょう。
主人は目立ちませんがすこーし発達課題があります。注意欠陥です。
忘れ物やうっかりミスで新婚当初はイラっとする場面も多かったのですが、結婚した初期に義母がくれた一言があり、うっかりやらかすことに対して気にならなくなりました。
「相手の良いところにフォーカスして、仲良くやってね。嫌なところを上げたらきりがないのが人間だから、たくさんいいところをお互いに見てね」です。
なるほど、どうして主人がシータヒーリングでいうところの賢人マインドに近いのか分かります。出来ないことや失敗にフォーカスして母親が怒ったり否定していたら、こどもは自己肯定感が育ちません。自分で自分を信用できなくなります。
でも義母のスタンスは、愛情たっぷりで見守ることでした。意思を尊重されると、自分の意見を言うことに臆さなく育ちます。良いところを見つけて褒められると自信がつきます。そして、親がこどもの境界線を越えずに適切な距離感で養育すると、他人に対しての境界線意識も健全に育ちます。自分で決めたことに対してそれを達成出来たら、成功体験になるので前進するモチベーションを自分自身で創り出せるようになります。だれかに励まされなくても「自分は出来る！大丈夫！」というエネルギーで。素晴らしいですよね。
リスペクトのない丸パクリや真似は本家のエネルギーを使いこなせない
たまに、アイディアを丸パクリしたり一言許可なく真似する人がいます。私もたくさん真似されます。実は、真似をしても絶対にそのアイデアは使いこなせないのです。
何故かというと、そのアイディアはその人自身が生まれ育って得てきたエネルギーが総合的に生み出したものだからです。そこにはその人が持つポジティブな感覚感情や英知が含まれます。これを、同じ感覚感情や英知を持たない細胞の人が使いこなそうと思っても、エネルギーが違うので空回りします。
なので、素敵なアイディアだなと思ったら、無言で真似するのではなくそれに対するリスペクトと感謝のエネルギーを持つと良いと思います。
そして、自分自身の細胞が生み出したアイディアだけが他者に届くエネルギーになるということを知り、自分が何を持っているのかにフォーカスして良い面を棚卸してからアイディアを生み出そうとすると良いと思います。
どこかで書きましたが、不倫や略奪愛のケースがそれです。
その男性がキラキラ輝いている理由が、妻との日常にある場合。略奪を試みる女性の細胞内の感覚感情と、奥さんの感覚感情はエネルギーが違います。
だから奥さんが愛されているような、同じ愛され方を望んでも絶対にうまくいきません。男性がお金を持っているのも、奥さんとの生活の中で男性と奥さんが共同創造した現実です。略奪する女性は奥さんとエネルギーが違うので同じ豊かさが継続できることはないでしょう。なぜなら、略奪という他者に何のリスペクトもなく他者のパラダイムで物事を考えず、自分のエゴだけで行動できる人は波動が低いからです。嫉妬や比較意識など重たい思考は豊かさを遠ざけます。当然重たい波動で男性と接すると、男性は疲れます。一緒に生活するパートナーになるのはしんどいでしょう。
自分自身の持っているものにフォーカスして、それに感謝のエネルギーを向けて生きると、軽やかな振動数になるので素敵な人を引き寄せたり自分の内側から素晴らしいアイディアが生れます。そして自分自身を大切に思える気持ちこそが、悩みのない人生にシフトしていくコツです。ぜひ自分の持っているものにフォーカスしてみてください。
