希望

人生を前進させる時、人はモチベーションを得るために時としてネガティブなエネルギーを使います。
なにくそー!と言うリベンジ精神だったり、怒りだったり、悲しみだったり。何かネガティブな出来事を経験して、それをバネに前進することが多々あります。

でもそれは、ネガティブな経験を伴うので結構しんどいですよね。何をモチベーションにして前進したら良いのか知らないだけで、誰しも本当はネガティブな経験はしたくない。やり方が分からないから模索する中でネガティブな経験をモチベーションに利用しがちなだけです。
やる気が出ない、モチベーションを保てない、すぐ飽きる。じゃあどうしたらエネルギーが生まれるんでしょうか。

それが、「希望」を持つことです。ネガティブな出来事をモチベーションにせず避けて、ポジティブなモチベーションを持つのに良い材料が「希望」です。希望というと、何もかも面倒くさくてやりたくない、やりたいことなんか見つからない、と思う人がいるかもしれませんが、希望とは何も大それた夢や野望のことではありません。
現状に納得していない、やる気が起きない場合、何を避けたくて、なにをやりたくないですか?やりたくないことから解放された状態が、すでにその人の「希望」です。

フルタイム勤務はつらい、もっと休みが欲しい、家族の時間が欲しい、というのも希望だし、自分を圧倒させる嫌な人に会いたくないというのも希望です。

後ろ向きな希望でも、実はその希望をきちんと自覚することが大切です。もし、その希望が叶ったら?やりたくないことをしなくてよくて、もし何でも叶えられて、健康で、豊かで、愛されていて、プレッシャーがないとしたらどんな自分になりたいですか?何が好きで、何をしている時に楽しいと思いますか?ここを、立ち止まって考えてみてください。

例えば人に感謝出来ることが起こったら、あなたは嬉しいですか?あるいは感謝されたら嬉しいですか?匂いが好き?アートが好き?SNSでふと目にとまるのは、どんな話題?いいな、と思うことを少しだけ突き詰めて追いかけてみたら、その中で自分でも出来そう、出来たら楽しそう、と思うものを探してみたらどうでしょう。

なりたい自分になる前に、希望が叶うことが怖いと感じますか?一歩踏み出すのが怖いのは、やりたくないことばかりの世の中で、強いられる苦痛があるからではないでしょうか。でももし、苦痛や怖さを感じずに何でも出来たとしたら?

まず嫌なことと、良いなと思うことを整理してください。紙に書き出すと分かりやすいです。どちらも「希望」がそこにはあります。希望のエネルギーはとても大きく、希望をモチベーションにするとそこにワクワク感が付随してきます。嫌なことなら、それをしなくて済む他の方法を考え始めたら、希望のエネルギーがスタートします。

会社に行きたくない、フルタイムは嫌だ、ならば会社に属さず在宅で何が出来るのか?何のスキルもないと自分を否定したらそこで止まってしまうので、得意ではなくてもなんだったら出来そうか?で選択しても良いと思います。

自分の適正が分からないなら、シータヒーリングにはマニフェストというテクニックがありますよね。無理なく出来て軽やかに取り組めることを教えて、というコマンドを使って、日常生活の中でインスピレーションや情報がもたらされるようにまずは準備しても良いでしょう。その時にコツがあります。必ず、今現実から脱したい、変わりたいという強い決意をユニバースに投げることです。義務感ではインスピレーションはもたらされません。生活のために仕方なく働く、という義務感では叶いません。

義務感があるのは何故ですか?働きたくないのにお金は必要、だから仕方なく働かなきゃ、と思う背景には何がありますか?
働きたくないのは、人間関係で圧倒されるから?面倒だから?そこにビリーフがあるので、それをワークしてから「変わりたい」という決意をユニバースに投げます。すると、自分に合った道を教えてもらえます。そしたら、いよいよマニフェストです。見つけた道をどんな風に歩いていきたいか?マニフェスト自体が希望をユニバースに投げる前進行為です。そのサイクルに乗れたら、もうネガティブなエネルギーを使ってイヤイヤ前進しなくても良くなります。

人生は、いくつもの見える小さなゴールを決めて、それぞれのゴールに行く道筋を考えて進んで行くと、達成感を得られ、幸福感を得られます。一足飛びに遠いゴールに行くのはしんどいので、なりたい姿を探して、一つずつ叶えて行く方が無理なく生きていけます。あなたの行先に、なりたい姿が見つかりますように。