
モチベーション
モチベーションはどうやって生み出すのか。学歴コンプレックスを例題に述べていきます。
学歴コンプとは主に上位の大学、目指していた大学に手が届かず、それに対する自分のダメさ加減を後ろめたく感じたり、自分に憤って追い詰めている時感じるコンプ。もう一つは真逆で、最高学府に入ってもなお、それが自分の望んでいた現実なのか?と、学歴を親や周りに敷かれたレール、鎖に感じていて「こんな学歴なんて何の意味もない」と虚しく感じるコンプ。
もし「自分の」やりたいことを見つけて努力し、納得してその学歴を目指そうと選択した場合、仮にそれが叶わず違う道に進んでも、「届かなかったけどこっちの道で良かった」と感じられる世界が目の前に広がるのでコンプを感じづらいのではないでしょうか。情熱と自由意志で決めたことは無駄にはならない感覚があるからです。
「努力」のプロセスの中に「自分の自由意志」と「自分の決断」というように軸が自分にあるなら、全ては自分の選択の連続だと思えるので、納得がいく。だからコンプレックスを感じないのではないでしょうか。
これは、モチベーションをどこから生み出しているか?だと思います。誰かの期待や支配を受け入れて努力する努力は、モチベーションに限界があります。でも、これがやりたい!というワクワクするモチベーションや、将来に繋げるためにというモチベーションが自分の内側発信の場合、自己発電で賄えるので成し遂げる可能性が格段に上がるし、成し遂げられなくても「何がやりたいか」を自分軸で持ってるので方向転換も自分で出来るのではないでしょうか。
前進するエネルギー源
人は、モチベーションを自己発電するのが苦手だから、外部の力を借りてモチベーションを創り出します。それがシータヒーリングで出てくる「憤り、後悔、拒絶、復讐心」です。どれもネガティヴな感情です。それでも爆発的な推進力を持つエネルギーだから、誰かに憤りを「持たせてもらって」自分が前進するエネルギー源として使います。この世界のドラマは、ほとんどがこの構図です。自身の中でモチベーションを生み出せないから、他の誰かに憤りを持つことでその爆発力を推進力に変えます。
「お前には無理だ」「どうせ何も出来ないでしょう」「期待していないから」「この道を行けば絶対間違ってないから、黙っていう事聴きなさい」「お願い、お母さんのために頑張って」という呪いのような言葉はどれも、憤りや復讐心を燃やすのに適した言葉です。言葉や態度という燃料を誰かから貰えば、それを燃やして自分が前進するモチベーションに使えます。
でも。もし自分の中に最初から軸があって、自分の人生は自分で好きなように生きて良いと分かっていたら?自分自身を愛する感覚を持っていたら?わざわざ憤りを誘発する誰かの言葉を必要とせず自分軸でモチベーションが生み出せます。他者のエネルギーで前進のエネルギーを得る代わりにネガティブな感情に傷つき、自己愛を持てなくなってしまう。モチベーションを自己発電出来るようになると、他者のネガティヴな言葉や態度のエネルギーを借りなくても良くなる。
シータヒーリング
これをシータヒーリングでは基礎からディグディーパーまでに習います。でも本当にこのドラマループから抜けるには、赦し(自分への赦しと相手への許し)をどのようにするのかを識る必要があります。許せと言われてもそんなに簡単ではありませんよね。やられたことは堆積し恨みやトラウマに変わっています。けれど、エネルギーの仕組みや「見方」を識ると赦せる。それがリレーションシップ2「あなたと創造主」のセミナーで出て来ます。そうして、「誰かの言葉も行動も、他ならぬ自分が前進するためにそれを必要としていたのだ」と解った時、大きな解放が起こります。
でもまだ、取り組みは残っています。それは「自分でモチベーションを発電できる」自分になるために必要な感覚感情を育み直すという取り組みです。何故人生の最初から、自己発電出来なかったのでしょうか。何故自分の人生を自分で決めて良いと思えなかったのでしょうか。それは適切な養育の欠如に原因があります。自分はやれる!楽しい!自由を尊重してもらえてる!と感じながら養育された場合、脳機能が正常に発達します。けれど幼少期にそれがなされたかった場合、身体だけ大人になり脳と心は子どものまま。育まれて得ていくはずの「自己信頼」「自分への思いやり」「他者への思いやり」「自分を愛する」「頼る」「他者を信頼する」などの感覚感情が育たないまま。それが生きづらさの原因のひとつです。この「自分を育み直す」のがリレーションシップ 3「あなたとインナーサークル」です。創造主の定義観点で育み直すことは、人の世界のカウンセリングを繰り返すより素早く為されます。電圧500wの電子レンジでチンするのと、1500wでチンするのでは速さが違いますよね。創造のエネルギーはものすごい電圧のようなものだからです。
そして、他者との関係性でいつも同じような反応をしてしまい、同じような人ばかり引き寄せる原理に気づいたら反応を具体的に変えるための現実的な方法を知ります。リレーションシップ1「あなたとあなたの大切な人」ではそれを学びます。自分がヒーリングで変容出来ても、目の前の親やパートナーが直ちに変化するわけではありません。その時に「反応」を変えたり「行動」を変えることで変化が訪れますが、どう反応しどう行動したら良いかを具体的に学ぶセミナーもちゃんとあります。
そこまで来たら、自分を愛するフェーズに入ります。自分を愛するということにの中には「身体」を愛するということが含まれます。自分のものなのに、自分のたった一つしかない身体をあまりに労わっていないと病気を引き寄せます。身体への愛があれば、病気をモチベーションにして前進しなくて良いですが、人は愛が欲しい時、逃げたい時などに体を犠牲にして病気になり、それらを得ようとします。自分の身体を知り、それがどんなにあなたを育んで来たか、どんなに寄り添ってくれているかを識る。それがアナトミーです。…シータヒーリングはよく出来ているなと思います。人がシフトしやすいように、ステップで解放されていくように設計されている。アナトミーの後はリレ4「あなたと地球」や存在の層など自分というものに取り組むフェーズから先に進み、人間とは?地球とは?宇宙とは?という広い視野で、今度は「誰かのために」「地球のために」人生で何が出来るかという慈愛を知って行きます。
創造主の設計の全体像を見ると、創造主は人間に、基礎では何を渡し、各セミナーでは何を渡したかったのかが分かるので、一貫したステップとしてまずはそれが解った上でセミナーを受け取った方がより多く受け取れるかなと思い、書いてみました。ゴールは自分自身を無条件で愛し、生きる意味を自分で見出せるモチベーションを自己発電すること。そうして自分を愛するエネルギーと同じエネルギーを使って他者を愛の観点で見ていくこと。地球に思いをはせ、自分の人生に感謝すること。「知っていた」という感覚を取り戻し思い出してくださいね。